0歳児を自体保育しながら独学にてFP3級に合格しました。勉強時間や勉強方法などにについてまとめてみました。
目次
FP3級取得をを目指したきっかけ
自分の時間が持てるようになった
0歳児の後半になると、午前と午後の2回、だいたい30分~2時間くらいお昼寝をしてくれました。また夜も夜通し寝てくれるようになり、だんだんと自分の時間が持てるようになりました。
仕事をしておらずこうやって自分の時間が取れる機会というのは今後なかなか無いと思い、せっかくなので資格が取りたいと思ったのがきっかけです。
講座に通う必要が無く独学で取得でき、今後の生活に役立つ資格としてFP3級を選びました。
知り合いが育休中に取得
以前同じ職場で働いていた先輩ママの方が、育休中にFP3級・2級を取得されていました。家族の協力のもと、努力すれば取得できると知り、またお金に関する知識が付き非常に役に立ったとおすすめされていたのがきっかけです。
FP3級試験の概要
試験日 | 9月、1月、5月 |
試験実施機関 | ・NPO法人 日本ファイナンシャルプランナーズ協会(日本FP協会) ・一般社団法人 金融財政事情研究会(金財) |
受験資格 | 特になし |
受験料 | 学科試験:3,000円 実技試験:3,000円 合計:6,000円 ※2022年9月試験から学科試験4,000円、実技試験:4,000円、合計8,000円に値上げ |
試験の種類 | 午前:学科試験 午後:実技試験 両方合格して3級FP技能士取得 |
学科試験 | マークシート形式 〇×式30問、三答択一式30問の合計60問 試験時間:120分 合格基準:60点満点で36点以上(6割以上の正答) |
実技試験 | 【日本FP協会】 ・マークシート方式 三答択一式20問 ・出題科目:資産設計提案業務 ・試験時間:60分 ・100点満点で60点以上で合格(6割以上の正答) 【金財】 ・事例形式5題 ・出題科目:「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」のうちから1つ選択 ・試験時間:60分 ・50点満点で30点以上で合格(6割以上の正答) |
日本FP協会と金財、どちらで受験すべき?
学科試験の内容は同じですが、実技試験の内容が異なります。どちらで申し込みをするか迷いましたが、事前に問題集で両方の試験内容を確認し、FP協会の方が解きやすいと感じたので、FP協会で申し込みをしました。
勉強方法
総勉強時間
約二か月、45時間です。
子供のお昼寝中、夜寝てからの時間を勉強に充てていました。
最初の方に勉強したことはテキストを一周するころには忘れてしまっており、後半になるにつれ1日の勉強時間は増え、とにかく学習したこと忘れないように詰め込みました。
テキストを読む、そのセクションの問題集を解く、これを二周行いました。
試験直前の数日間で、過去問を三回分解きました。時間があればもっと解いておきたかったです。問題集に1回分の過去問と解説が載っているのでそちらと、FP協会のホームページで公開されている過去問を利用しました。
使用したテキスト
TAC出版みんなが欲しかった! FPの教科書 3級
教科書と問題集を購入しました。問題集はフルカラーでイラストも多く、読みやすかったです。試験に出るポイントなども解説されており役に立ちました。
購入特典として各セクションをまとめたpdfをダウンロードできます。これが非常に便利で、寝る前などちょっとした隙間時間にスマホで学習できます。
問題集は過去に出題された問題が使われており、解説もわかりやすいです。1回分の過去問も付いています。
勉強管理アプリ
Studyplus
Studyplusというアプリで、勉強した時間を記録していました。
使用している参考書や問題集を登録すると、「どの参考書を何分学習した」といった記録が付けられます。
SNSの機能もあるのて、勉強記録にコメントやいいねが付けられます。(非公開にすることも可能です。)
勉強した日はカレンダーにチェックマークが入ります。
月・週・日単位での総勉強時間をグラフで見ることができます。
「1週間で●時間」といった目標を設定できるので、途中までは週に7時間、最後の2週間は14時間を目標にしていました。進捗具合も分かるのでモチベーションアップにもつながりました。
また試験日を設定すると「あと何日」と教えてくれるので、「勉強しなきゃ!」という気持ちにさせてくれました。
試験当日について
受験されているのは20~30代の方が多い印象でした。同じ会場で2級の試験も行われていました。
会場について
申し込み時に受験会場は指定できず、希望の市町村を指定しました。会場は居住地と同じじゃなくても選択できました。試験の三週間くらい前に受験票が送られてくるので、そこでどこの会場になったか確認しました。
持ち物
- 筆記用具
- 電卓
- 受験票
- 身分証明書
- 証明写真(身分証明書が免許証以外の人)
電卓については音が出るものや関数電卓は使用できないので、受験票に書かれている注意事項を必ず確認してください。
受験票に写真を貼る箇所がありますが、身分証が免許証であれば写真は必要ありません。
学科試験
10:00~12:00
学科は120分です。60分経過後に途中退出できます。
問題数は60問と多いですが、半分くらいの人が60分経過時点で途中退出していました。
休憩時間
12:00~13:30
近くの静かめなカフェに入り昼食を取り、午後からの学科試験に備えて苦手なところを復習しました。予め昼食を取る場所を探しておくことをお勧めします。
実技試験の前に会場のセッティングが入るので、その間は教室に入ることができませんでした。
実技試験
13:30~14:30
実技試験は60分です。実技は途中退室ができません。解き終わったあとはケアレスミスが無い様、見直しをしました。
合格発表
試験から約一か月後にFP協会のサイトで発表され、その日に結果通知が発送されます。
FP3級は簡単に取れる?
テキストを読み過去問を繰り返し解けば、独学での取得は十分に可能です。
ただ、まったく勉強せずに合格は難しと思います。社会人経験があれば知識として知っていることはもちろんありますが、範囲が広く細かい数字などもありますので勉強が必要だと思います。
就職への優位度
FP3級を持っているだけで就職に有利、とまでは言えないと思います。就職を目指すのであれば専門知識が必要な2級以上が必要かと。
しかし、知っていると今後の人生に役立つ知識であることは間違いないので、勉強し受験してみて良かったと感じました。