哺乳瓶を使って赤ちゃんにミルクを上げる場合、消毒グッズは何を使うのが便利なのか悩みますよね。両方使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめてみました。
目次
スペック比較
除菌じょ~ずα | ミルトン | |
---|---|---|
大きさ (横幅×高さ×奥行き) | 25.3×20.5×12.5cm | 24cm×25cm×15cm |
重さ | 570g | 700g |
本体の値段 (定価) | 2,640円~3,300円 (税込) デザインによって異なります | 1,958円(税込) |
ランニングコスト | 電子レンジ使用の電気代 | 液体タイプ1,000mL (4Lの場合20回分) 1,650円(税込) |
「除菌じょ~ずα」の概要
「除菌じょ~ずα」 は、電子レンジを使う消毒方法です。除菌後はそのまま保管ケースになります。また哺乳瓶だけでなく、マグや離乳食用の食器、 搾乳機や 電子レンジOKなおもちゃなどにも使用することができます。
使い方
メリット
レンジ除菌が終わった後は、別の容器に移し替えたりする必要がなく、そのまま保管できます。蓋付きでほこりなどが入る心配もなく、本体も軽いので持ち運びも楽です。
たった5分で除菌が終わります。電子レンジのスイッチさえ押してしまえば、勝手に除菌完了し、次のミルクの頃には容器も冷めています。
ミルトンの場合だとどうしても薬液・薬剤を必要とするので、使用し続ける限りコストがかかります。除菌じょ~ずの場合は初めに本体を買う必要があり、また家に電子レンジがあることが前提となってしまいますが、それ以外にコストがかかりません。「薬液・薬剤を切らしてしまって除菌できない!」という心配もありません。
小物ケースや蓋など、本体以外のすべてのパーツがコンビ公式通販サイトで買えます。万が一壊してしまっても部分的に取り換えることができるので、長く使えることができます。
除菌じょ~ずαはデザインがいくつかあり、無地のものやキャラクターものなど、自分の好きなデザインを選ぶことができます。毎日使う物なので、自分好みのデザインを選べるのは嬉しいですね
「カスタード」と「バニラ」
こちらの二色は限定カラーやキャラクターものでは無い、定番の色です。
画像出典:コンビ公式サイト
クマのプーさん
外側はシックなカラーで、内側はプーさんカラーのイエローになっています。
画像出典:コンビ公式サイト
ポケモンのベビーブランド「モンポケ」
除菌じょ~ずα単品はグリーン、出産準備セットとして哺乳瓶、おしゃぶり、洗剤、スポンジがセットになっている方はイエローです。
ピカチュウやルンパッパなどのキャラクターが描かれており、おそろいの哺乳瓶も可愛いですね。
画像出典:コンビ公式サイト
画像出典:アカチャンホンポ ネット通販
アカチャンホンポ限定カラー
アカチャンホンポ限定の「パウダーブルー」と「パウダーピンク」。どちらも優しい色合いです。店舗だけでなく、アカチャンホンポのネット通販でも購入可能です。
画像出典:アカチャンホンポ ネット通販
デメリット
台風や震災で停電した場合、使用することができません。日常使いにはとても便利ですが、いざという時のためには電気を使わない除菌グッズも備えおく必要があると感じました。
月齢が早いうちはミルクの回数が多いですが、 除菌じょ~ずα は3本までしか入れることができません。一日に何度も使わなければいけないので大変でした。
赤ちゃんのミルクが一段落し寝かしつけ、さて哺乳瓶を洗って消毒するか・・・という時、レンジの終了の音で赤ちゃんが起きてしまうことがありました。
除菌じょ~ずα は本体、小物ケース、給水カップ、トレー、哺乳瓶スタンド、蓋を取り外すことができ、洗う時には全てそれらを分解して洗う必要があります。洗った後は更に組み立てる必要があるので、慣れるまでは面倒だなと感じました。
除菌じょ~ず以外のことに電子レンジを使った場合は、汚れたり匂いが残ったりするので都度拭いて使用していました。
電子レンジで5分なので、それなりに電力を使います。同時にお米を炊き、電気ポットでお湯を沸かし、ドライヤーを使い、エアコンを付けて・・・というふうに他の 電化製品 と併用すると、ブレーカーが落ちることがあります。
赤ちゃんが寝ているときなどにまとめて家事をやってしまいたいところですが、注意が必要だなと感じました。
こんな人におすすめ
- 短時間で除菌したい
- コストを抑えたい
- かわいいデザインの物を使いたい
「ミルトン」の概要
画像出典:ミルトン公式サイト
使い方
ミルトンは水の中に薬剤または薬液を入れ、そこに浸しておくタイプの消毒方法です。電気を使う必要が無く、こちらもマグや離乳食用の食器、搾乳機や ミルトン OKなおもちゃなどにも使用することができます。
哺乳瓶を洗います。
薬剤または薬液を入れた水に浸します。
軽いものが浮いてこないように、付属の落し蓋で蓋をします。
一時間以上漬けたら除菌完了ですトングなどを使って取り出します。溶液は24時間使えます。
メリット
哺乳瓶を洗い終わった後は、薬剤または薬液を入れた水に漬けるだけでOKなので楽ちんです。
溶液は24時間はそのまま使用してOKなので、本体を何度も洗ったりする必要がありません。朝起きてすぐや夜寝る前などタイミングを決めれば、入れ替えるのを忘れる心配もありません。
電気を一切使用しないので、他の電化製品と干渉することを気にせず自分の好きなタイミングで使用できます。また台風や災害で電気が使えないときでも安心です。
ミルトン専用容器の場合、哺乳瓶が6本入ります。除菌じょ~ずαは3本までなので、倍の量をまとめて除菌できます。搾乳機やマグなど大きなものも、 除菌じょ~ずα より入れやすいです。
深さがあるので、離乳食用の食器やおかゆクッカーなどの大きいものも楽に入ります。
電子レンジはどうしても温め中や終了時に音が鳴りますが、それが無いので赤ちゃんが寝ているときなどにも安心です。
ミルトンの公式サイトによると、熱では取り切れない菌にも有効とのことです。免疫力の低い赤ちゃんには安心ですね。
バイ菌の多くは煮沸や電子レンジでも除菌できます。しかし、枯草菌などの芽胞をつくる細菌は、熱では取りきれないと言われています。Milton CPは、このような菌に対しても有効です。
ミルトン公式サイト
デメリット
一時間も漬けていないといけないので、すぐに使うことはできません。
専用の薬剤または薬液が必ず必要になるので、コストがかかります。それらが無いと除菌できないので、常にストックしておく必要があります。
専用容器で4L使用する場合、重さは4㎏にもなります。毎回水を入れるのも大変ですし、移動させるのも大変です。
専用容器は一種類しかないので、デザインなどを選ぶことができません。ただブルーのデザインにはきちんと理由があり、光による分解から薬液を守るそうです。ミルトン公式サイトによると、透明なタッパーなどの使用はお勧めしないとのことでした。
透明な容器は光の影響を受け、消毒効果に影響を及ぼす可能性があります。適切な消毒のため、ミルトン専用容器の使用をお勧めします。
ミルトン公式サイト
こんな人におすすめ
- 一度にまとめて除菌したい
- 熱で取り切れない菌までしっかり除菌したい
- 電子レンジを使いたくない
最後に
「除菌じょ~ずα」と「ミルトン」両方使ってみて、それぞれの良さがあると感じました。どちらを使うか悩んでいる方の参考になれば幸いです。