【ロードキル】車を運転中、野生動物を引いてしまった時の対処法

車を運転中、野生動物を引いてしまった時の対処法

北海道を旅行したことがある方は、「鹿出没注意」「動物出没注意」の看板を目にしたことがある方も多いと思います。本記事では野生動物と車でぶつかってしまった場合、どのような対応をすれば良いかご紹介します。

意外と多い北海道での野生動物との事故

北海道警察のホームページによると、令和元年中に3,188件も発生しているそうです。一年間だけでこの数字ですから、他人事ではないですよね…。

遭遇しやすい時期や時間帯、場所

エゾシカの場合夕方から夜間にかけて多く出没し、時期としては9月から12月に多く、特に10月がピークだそうです。

場所はやはり「動物出没注意」の看板がある所を運転するときは注意が必要です。
国土交通省北海道開発局 釧路開発建設部で公開中のエゾシカ衝突事故マップや、各自治体のサイト、レンタカー会社の窓口などでもマップが配布されているようですので、そちらを参考にするのも良いかもしれません。
特にエゾシカは群れで行動するそうなので、1頭見つけたら周りにもいないか注意しましょう。



引いてしまった野生動物への対応

まず動物には絶対に素手で触らないようにしましょう。感染症の恐れがあります。
毛やフンなどを吸い込んでしまわないように、マスクをすることもおすすめです。

動物が生きている場合は動物病院や保護施設に連絡し、可能なら連れて行ってあげましょう。野生動物の治療を無償で行ってくれる施設もあるそうです。
死んでしまった場合は路肩によけるなど、後続車の妨げにならないようにしてあげましょう。

いずれにせよ自力での処置が困難な場合は、無理せずに警察への連絡時に相談するのが一番だと思います。

高速道路などで車を降りることができない場合は、道路緊急ダイヤル(#9910)に連絡しましょう。



警察への連絡

思わぬ事故で気が動転していると思いますが、落ち着いて警察に連絡しましょう。自動車保険の適用に必要な「事故証明書」を発行してくれます。
なお動物との事故は物損事故になりますので、免許証の点数には影響しません。

警察に聞かれる内容としては、

  • ぶつかった対象(動物の種類)
  • ぶつかった場所
  • ぶつかった時間
  • 車はどの方向に進んでいたか、進んでいた車線
  • 動物の生死の状態

などです。手続き自体にそんなに時間はかからず、警察署に出向く必要もありません。
事故から時間が経ってしまうと記憶が曖昧になってしまいますので、早めに連絡しましょう。

保険会社への連絡

警察への連絡後、保険会社に連絡をしましょう。

まとめ

以上、運転中に動物にぶつかったときの対応についてご紹介しました。
安全運転を心かけていても、予期せぬ動きをする動物との事故は、誰しもが起こりうることだと思います。
もしもの時に役に立てば幸いです。