関東から北海道に移住してもうすぐ一年。雪国での四季を経験し、感じたことをまとめてみました。
目次
移住して良かったこと
食べ物が美味しい
北海道産の美味しい食材はたくさんあり、海の幸も山の幸も美味しいですよね。飲食店を探してみても、食べログ評価が高いお店が多く、ハズレのお店が少ない印象です。ラーメンやジンギスカン、スープカレーなど、ご当地グルメもたくさんあります。
スギ花粉に悩まされることがない
北海道には杉が自生していないので、関東に住んでいた時に悩まされた花粉症の症状が出ませんでした。ただ北海道の場合は杉よりもシラカバ・ハンノキの花粉症がポピュラーらしいので、花粉症になる可能性は今後もあります。
夏はメリットしかない!
梅雨が無い
毎日傘を持ち歩く必要があり、蒸し暑く、湿気で髪は乱れ、洗濯物が乾かない・・・なんていう憂鬱な梅雨の時期がありません。
台風が来ない
台風が発生しても、北海道に来る頃には温帯低気圧になっているのでほとんど上陸しません。台風のおかげで大変な思いをしながら通勤、通学したり、強い風を心配しながら夜を過ごすことがありませんでした。
虫が少ない
北海道は寒すぎてG(憎き害虫)は生息できない、とは聞いていましたが、一年経過してみて本当に一度も見かけませんでした。札幌など繁華街の飲食店の周りでは見かけることもあるようですが、一般家庭だとGの心配はほぼ無いのかなと。
夏の間のコバエや蚊なども見かけませんでした。
冷房をほぼ使わない
窓を開けるだけでしのげる暑さなので、夏の間のうち数回しか冷房を使いませんでした。なので夏の間の光熱費はかなり抑えられます。(その分、冬が大変ですが・・・。)
たまに汗だくになるような暑い日があると、汗拭きシートなどを持ち歩いていなかったため焦りました。
住んでみて大変なこと
春は肌寒く、秋はあっという間。
4~5月頃、関東で感じるような春の陽気は無く、沿道には溶け残った雪が積もり、スプリングコートは必須。お花見スポットも関東に比べて少ない気がします。
秋は本当にあっという間に過ぎていきました。11月頃に遅めの紅葉の見ごろを迎え、かと思えばもう雪が降り始めます。
長い冬は本当に大変・・・。
毎日の雪かき、危ない雪道
移住するまでは、雪かきなんてみんなやってるし大したことない、と思っていました。しかし実際は重労働で、それが毎日、何か月も続くとなると本当に大変です・・・。今は賃貸暮らしなので家の周りの雪かきは管理会社がやってくれますが、車に乗るときに毎回車の雪を落とし、ガラスに凍り付いた雪を落とす必要があります。
大きい道路は除雪車が入りますが、裏道や細い道、そして歩道などは完全には除雪されません。雪が降った日は通行し辛く、降らないと踏み固められてツルツルになり、日が出るとべちゃべちゃになり・・・。雪が完全に溶ける春が来るまではとても大変で、冬の間はとにかく移動に時間がかかります。
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冬の光熱費が高い
冬の間は常にストーブを付けているため、暖房費がかかります。企業によっては冬の間だけ暖房費が支給される会社もあるみたいです。
なかなか節約することも難しいですし、家を探すときや建てるときには「暖かさ」も基準に入れる必要があると感じました。
鹿、熊が出る
北海道のお土産で「動物出没注意」のステッカーなどを見かけますが、まさか本当に自分が遭遇することになるとは思いませんでした。エゾシカは本州の鹿よりも大きいため、車でぶつかると車も破損しますし注意が必要です。
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配送料が高く、時間がかかる
北海道や九州で暮らす人にとっては仕方のないことかもしれませんが、ネット通販などを利用すると本州と比べて配送料がかかったりすることがあります。遠方なので仕方のないことですが、ちょっと残念。
想像と違ったこと
極厚の防寒具は必要ない
関東との寒さの違いを考え、超厚手のダウンジャケットや耳当て、ニットキャップが必須かと思っていましたが、意外となくても大丈夫でした。雪道用のスノーブーツを買い足したぐらいです。それよりも建物の中が暑いので、温度調節のしやすい格好の方が過ごしやすいと感じました。
部屋の中が暖かい
前述の内容と少し重複しますが、そもそも建物が寒冷地仕様なので窓が二重になっているなど、部屋の中が暖かいです。冬の間も寝具やパジャマなどを北海道仕様に変更する必要がありませんでした。(むしろ関東の方が家の中は寒いです。)
まとめ
一年間住んでみて、良いところも悪いところももちろんありますが、やはり雪の大変さを痛感した一年でした。今後も雪と上手く付き合いながら、北海道での暮らしを楽しんでいきたいです。